※※※ 確認環境 ※※※
無縁死が「人の死の基本」として認められることを期待する。孤独であっても豊かに生き、安心して死ぬことのできる社会こそ、本質的な意味で豊かな社会であると思う。
日本の所得は高いのに、「幸福度」は世界で90位、自殺率は主要国で最悪の状態が10年以上続いている。最低所得だけ保障するのではなく、人々の「縁」を再建する工夫が必要なのではないか。
たしかに今後は趣味の縁である「好縁」や、ボランティアなどで志をともにする「道縁」などの存在が重要になってくると思う。しかし、まずは崩壊しかかっている「血縁」や「地縁」を再生することが最優先なのではないだろうか。「血縁」や「地縁」が消滅してしまった民族や国家など、それこそ存在している意味がない。人間というのは、血縁と地縁の中で生きている存在であるという基本を忘れることは非常に危険だと思う。
結局のところ、社会や環境がどうであれ、“縁”を志向する人は“縁”を紡ぐし、“縁”を志向しない人は“縁”を紡がないのではないか?例えば、場面や役割ごとに割り切ったコミュニケーションを好み、“しがらみ”を避ける処世術に慣れきった人が、村社会的な環境を与えられた時、そこで持続的で情緒的なコミュニケーションを行って“縁”を紡ごうとするだろうか?たぶん、そんなことはあるまい。
人との縁を大事に暮らすことで「有縁社会」を復活させることができるだろうか。同居家族がいるからといって温かな家族関係があるとも心豊かな暮らしであるとも言い切れない。
死ぬときは無縁であり、コミュニティなんて幻想にすぎない。人生が幸福だったかどうかは、死ぬとき「あれをやっておきたかった」と思うか、「やりたいことはやった」と思うかではないだろうか。その意味では、もう朽ち果てるしかない日本型の有縁社会を延命することは、人々を不幸にするだけだと思う。 BLOGOS(2011年1月7日)
若い感性が孤独や孤立を極度に恐れる時代に、孤立を恐れるなと説教しても誰も聞かないだろう。ならば、せめて、「一人でも大丈夫、でも一人じゃない」状態とは何なのかを、世界や社会や世の中に探しに行けるよう背中を押したい。日本の孤立・不安をあおる記事がちまたにあふれる中で、いかに心に耐性をつけるか。
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